尾花沢の気候は、夏は40度近く、冬にはマイナス10度以下の厳しい環境です。牛は自らこの寒暖差の厳しい環境を乗り越えるため、「自然」に身に着けた脂は、旨味が凝縮され、口どけの軽やかな極上の脂をもたらしてくれます。
雪のため大きな牛舎を建てられない尾花沢。大きくなるオスではなく、やわらかい肉質が特徴のメスを多く育ててきました。雪降り和牛尾花沢は、その中でも特に評価の高い「こどもを生んでないメス」のみに厳選しています。
肉の旨味はオレイン酸で決まります。牛肉は月齢30か月を超えるとオレイン酸の比率が高まっていきます。しかし長期肥育は飼料代がかかり、また、病気等の大きなリスクを伴います。その中で雪降り和牛尾花沢は月齢32ヵ月(970日)以上という厳しい定義を掲げ、そのリスクを背負いつつ、格付け(見た目)よりも旨味へのこだわりをもっています。尾花沢の畜産農家が一頭一頭、ゆっくり、たっぷり愛情をかけて育てた雪降り和牛尾花沢は、脂はしつこくなく、サラッと溶ける口どけと旨味をもたらします。
飼養者は尾花沢市に居住し、尾花沢牛振興協議会が認定した者であることとし、
飼養期間が登録された牛舎において最も長く飼育されたもの。
肉牛の種類は、黒毛和種の未経産雌牛で月齢32(日齢970)以上とする。
社団法人日本食肉格付協会が定める3等級以上の外観並びに肉質及び脂質が優れている枝肉とする。
山形県及び各行政機関で実施する放射性物質検査において放射性物質が「不検出」であること